事例:佐世保重工業株式会社様
2008年9月 5日
事例:佐世保重工業株式会社様
| 導入システム名: | 生産管理・日程計画 |
|---|---|
| 導入時期: | 2006年 |
| 導入目的: | 1、詳細な日程計画に基づく緻密な生産指示 2、タイムリーな進捗管理で迅速対応が可能な戦略的なシステムを構築 |

現場の視える化!
生産性の向上・管理手法の統一による魅力ある造船所作り
お客様インタビュー
生産計画のシステム化の歴史

当社の前身は旧海軍工廠造船部で、設備と社員をそのまま引き継ぎ、佐 世保重工業株式会社(SSK)として発足しました。その後、機械、鉄構部門を 加え総合重工業として発展してきました。造船部門はバルクキャリアー やタンカーなどの大型船の建造が主体です。 当社は新造船の生産計画に、30数年前からIBMの汎用機で自社開発した SASP(Sasebo Scheduling Program)と呼んでいる生産計画システムを利 用していました。
近年、当時のプログラムをメンテナンスできる人間がいなくなり、プロ グラム改修も困難になったため、SASPの思想を引き継全ぎ面、的にプ ログラムを作りなおす事を計画し始めたのが数年前です。
新生産計画システムの構築

当社の生産の今後の大きな方向性としては、自動車の生産ラインのような一品流 しで生産できる体制の構築を目指しています。 新造船生産計画システムの再構築にあたり、一番柔軟に構築可能なシステムはど れだという観点で選定した結果、ライトウェルのAPSシステム(テンプレート) を選択しました。柔軟にカスタマイズ可能であるという点を特に重視しました。 パソコンが普及してきた頃からは、マイクロソフト社のEXCELで個人が様々な計 画資料やデータを作成してはいたのですが、それは各自のパソコンで管理されて いるものであったので、全社で一貫して管理できるものではありませんでした。 全社的に「視える化」を推進するにあたり、クライアントサーバー型のシステムで 日程計画を一貫して管理できるシステムの構築の必要性を感じシステム化を致 しました。
システム導入後には、今まで計画者が膨大な計画資料、計画データをもとに計画 者のノウハウに基づいたシミュレーション作業を行い、日程計画の最適解を導き出していたのが、システム 化により、計画者は従来のノウハウや数字的裏付けにより出力される計画結果を計画者が最終的に判断し、 最適解とすることが出来るようになりました。また、この日程計画が実行されて、計画変更が生じた際、例え ば物理的要因、人的要因、その他の要因などで日程計画に遅れが発生したときでも、その時点からからの再 計画が容易に行えるようになりました。
ドックには屋根がないので、台風などの天候に影響を受けたりもします。しかしシステム化にあたり、日程 計画策定時に遅れに対する余裕というものを最初に設定することはありません。生産計画プログラムで計 画の精度が高いものをまず出したあとに、不確定要素があった場合には、人間が評価判定し、再計画を立て ます。このような工程が生産計画には最も重要な作業です。
それらの生産計画の策定のノウハウをデータとして蓄積することで、次の生産計画を立てる時のデータと して活用ができます。生産計画の課題であるリスク管理と、実際の生産に必要な余裕を最小限にすることが できます。
このような経験に基づくデータは、個人がEXCELで管理した場合だそとの、人しか出来ないようなものになっ てしまいますが、このように生産計画を「視える化」することで、全員が最適化された計画を共有できること になり。たとえスキルの違う社員でも、平準化が図られ、べテラン社員以外でも数値データによって裏付け されたデータをもとに、同じような計画が立てられることになります。 例えばブロック製作においても、形状の複雑さによって製作リードタイムが変わります。 形状を見ただけで、製作期間の予測がベテランとそうでない社員とでは違ってきます。 ベテラン社員が2007年問題で徐々にいなくなっていったとしてそもの、経験とノウハウが、 今回のシステム化でしっかり踏襲できることを狙っています。
今回のような大きなプロジェクトは私も初めてだったのですが、一緒に一丸となって 作業が出来て、「痒いところに手が届く」という点が、ライトウェルの最大のメリットだと 思います。システムに盛り込む要望事項も、二人三脚でお互いが協力し合いながら作業を 進めていくことができました。ノウハウを理解しつつ、システム化を進めていくことができました。
今後の拡張計画
現在、サーバーのメンテナンスを、回線経由でリモート保守ができるように、ライトウェルと佐世保重工業 の間を回線で結び、何かあった場合でも即座に対応/対策ができる体制を整えつつあります。今後、リードタ イムの短縮のために、生産システムがライン生産方針に変わったときにも、柔軟に対応していただけること を期待しています。
今後効率の良いライン生産というモジュールを生産計画のシステムに中に盛り込んで いきたいと考えています。船をどう造るかという点は、造船各社によってまちまちだと 思いますが、自社のノウハウを入れられる生産計画のシステムであると自負しています。 今後も発展性があるシステム化の基礎が出来たと思います。将来は設計データと接続して、 より精度の高い生産計画システムになるように志向しています。
ありがとうございました。
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設立:1946年
所在地:長崎県佐世保市立神町
事業内容:新造船、艦艇、修繕船、機械、鉄構
URL:http://www.ssk-sasebo.co.jp/ssk/jp/home/index.html
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