株式会社ライトウェル 製品&ソリューション情報

事例:ハリソン東芝ライティング株式会社様

2008年9月 5日

事例:ハリソン東芝ライティング株式会社様

検索に機能を絞った実用的なシステムで、管理に要する労力が大きく削減、管理精度も向上

産業用光源メーカー・ハリソン東芝ライティングは、品質保持の鍵となる計測器の管理システムの構築をライトウェルに依頼した。その経緯と導入効果などにつき、詳しく伺った。

お客様インタビュー

ハリソン東芝ライティングの業態について
液晶バックライト用冷陰極放電灯

ハリソン東芝ライティングの業態について
ハリソン東芝ライティング(以下ハリソン東芝)は、国内外の大手液晶メーカー、電装メーカー、複写機メーカーなどから受注を受け、液晶画面のバックライト、車のヘッドランプ、コピー機用のハロゲンランプなど、産業用光源の製造を行っています。 なかでも主力商品である「液晶バックライト用冷陰極放電灯(液晶テレビ、モニターの光源)」は、世界でもトップクラスのシェアを持っています。 ここ今治の本社工場を始めとして、国内に5拠点、関連会社4社、海外にも中国を中心に関連会社が10社あります。従業員数は1300人、売上げは681億円(2007年3月期)です。

ハリソン東芝では、ライトウェルをどのように活用しているか
ハリソン東芝では、ライトウェルをどのように活用しているか

ハリソン東芝では、ライトウェルをどのようにご活用いただいていますか。
ライトウェルには、工場における品質管理システムの一つである「計測器管理システム」の構築を依頼しました。 ハリソン東芝の工場では、製品の長さ、重さ、光度などを計測するための種々様々な「計測器」があります。計測器は30ほどある課がそれぞれ所有しており、多い課ではで300~400、全体で3000を超えます。 近年、品質管理の基準がどの製造業においても厳しくなる中、計測器の数はここ2~3年で急激に増えています。製品の品質保持のために、全ての計測器が狂いなく常に正確な計測ができる状態であることが肝要です。 そのために計測器を台帳に登録、健康診断である「校正点検」を定期的に実施することが、品質保証統括部の重要な業務の一つです。この台帳管理を効率よく行うため、システムの構築をお願いすることになりました。

大量の添付メールを送らねばならなかった旧システム

これまではどのようなシステムをお使いでしたか。
10年以上前からOracleベースのシステムを使っていました。計測器のメーカー、型番、製造番号などを登録し、それぞれの校正点検期日を管理、校正点検結果(成績)を入力するものです。 理想的には、計測器を所有する課それぞれが、「今月はこれとこれを校正点検に出さなければならない」というデータをそこから読み取ってもらうことでした。 しかし、旧システムでは入力機能は優れているものの、確認作業の操作が難しく、各課の担当者で扱える人はほとんどいませんでした。 そこで、品質保証統括部が、データベースから「校正点検時期」、そして計測後の「校正点検結果(成績書)」をExcelに落とし、それをメールに添付して各課、及び社外の関連工場に送っていました。 3000以上の計測器全てについてこれを行うわけですから、書類作成及びメール送付の業務は1日30件にも上る膨大な作業となっていました。

新システムの構築の目的はその作業の簡素化でしょうか。
その通りです。これまで、品質保証統括部が行っていた各計測器の期日管理を、所有課が管理できるようにする、というのがこのシステムの最大の目的でした。 各課の担当者が、システム画面を見るだけで、今月はどれとどれをいつまでに校正点検に回さなければならないかが一目瞭然でわかること。 またその結果についても、こちらがExcelで表を作成して送るのではなく、各課の担当者がシステムから取り出せて、期日遅れの警告なども知らせてくれるシステムを作ろうということになりました。

ライトウェルに開発を依頼した理由
神野年克様

このシステムの構築をライトウェルに依頼したきっかけを教えてください。
ハリソン東芝では、2000年に社内システムの刷新があり(BaanというERP導入)、その時に、ハードウェアの導入及びシステムの設定をライトウェルに依頼しました。 それがライトウェルとのおつきあいの始まりです。その後「知財管理システム」の構築をお願いし、ライトウェルはハードウェアだけではく開発会社としても実力があることがわかりました。 計測器管理の新システムの構築を依頼されたときには、私たち情報システム部は中国拠点のシステム構築で手が離せない状況でした。 そこで、ライトウェルにお願いしてみようということになりました。2006年夏のことです。

検索に機能を絞った実用的なシステムに
渡辺陽司様

開発はどのように進んでいきましたか。
開発期間中を通して、ライトウェルとの間で、「私たちの要望はこうである」「でもシステムとしてはここまでしかできない」などの活発なやりとりをする中、お互いに譲れるところと譲れないところを出し合う形でディスカッションを行いながら進んでいきました。 求める機能がふくらみ、このままではシステムへの負荷がかかりすぎるので、機能を絞ってはどうかというライトウェルの提案により、最終段階では機能の優先事項を決め、「計算機能」「印刷機能」などはばっさり切り捨て、 そのかわり「検索機能」を優先、項目別、目的別の様々な切り口で検索ができる仕様になりました。 切り捨てを行った計算機能に関しては、Excel上で計算を行い処理結果をシステムに取り込む、という提案をいただきましたが、結果的にはこちらの方が使い易く、合理的なものになりました。 カットオーバー前のテストについては、かなり厳しく行いました。あり得ない日付や、過去の日付をテストで入力したり、校正結果が後から書き換えができないか、誤ったまま承認されてしまわないか、など想定しうるあらゆる入力ミスでの反応を見ました。 それがクリアできたので、2007年8月、本格稼働となりました。このシステムは操作がわかりやすく、誰にとっても見やすいので、各課を対象とした説明会なども特に開催せず、使用方法に関する質問もほとんど出ずに、スムーズに移行できました。

検索に機能を絞った実用的なシステムに
システムの功績が認められ部長賞を受賞
瀬野智美様

新システムの導入効果を教えてください。
このシステムにより管理に要する労力が大きく削減、管理精度も向上したことを評価され、品質管理保証統括部の計測管理担当メンバーは、会社から「部長賞」をいただきました。今までの努力が報われた思いです。 システムの具体的な導入効果は以下です。
・これまで成績書など文書作成及び各課へのメール送信の時間がなくなり、課全体で月50時間の処理時間の削減が実現した。
・PCスキルがあまりなく、旧システムを操作できなかった担当者も、クリックとダブルクリックだけで画面が見られるようになったことで、どの課でも計測器の状況が管理できるようになった。
・今までは全体の状況が全くつかめなかったが、いろんな視点からの検索することで、計測器の点検状況の全体が見渡せるようになった。
・宇和島や中国の製造子会社なども同様にシステムでつながったことで、遠方の工場の計測器管理もしやすくなった。

ライトウェルを評価する点

ライトウェルを評価する点を教えてください。
ライトウェルにはこちらの無理とも言える要望にも最大限応える努力を常にしてもらいました。 最終的には「改善要求」の全てが対応できたことには満足しています。 また、以下についても評価しています。
・こちらの気づかない細かい提案をたくさんしてくれた。
・不具合があっても、迅速に直してくれる。不具合が「直らない」ということは一度もなかった。
・こちらが伝えたかった業務の内容が正確に伝わった。わかりにくい「計測管理」という業務をよく理解してくれていた。

今後の期待

今後の期待があればお願いします。
ハリソン東芝は、今後も品質管理に力を入れ、お客様にご満足いただける製品を作り続けていきたいと思っています。 ライトウェルにはシステム構築やインフラを通じ、今後もサポートをお願いしたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

お忙しい中、ありがとうございました。

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設立:1950年
所在地:愛媛県今治市旭町5-2-1
主要取扱品目:情報機器、自動車光源、産業用光源、OA機器用部品
URL:http://www.htl.co.jp/index.html

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